先般、中村守道議とともに室蘭市にある道立総合研究機構・栽培水産試験場を訪問し、近年不漁が続いているシシャモの増養殖技術の現状について視察を行いました。視察には、地元の柏木隆寿・室蘭市議と、シシャモの産地であるむかわ町の東千吉町議も同行しました。
シシャモは北海道の太平洋沿岸のみに生息する日本固有の貴重な魚です。しかし、名産地であるむかわ町では3年連続で休漁を余儀なくされるなど、資源の減少が深刻な地域課題となっています。
同試験場では、漁獲量の減少が顕著になり始めた約15年前から増養殖の研究に着手しています。高畠信一場長の説明によると、近年の海水温上昇や稚魚の小型化が不漁の要因の一つと考えられています。 そこで同場では、通常は受精卵からふ化まで約半年かかるところを、人工授精の手法を改良することで約1カ月に短縮する技術を開発。さらに、餌や水温を徹底管理して生育を早め、海へ放流する前に魚体を大きく育てることで生存率を高める技術の確立を目指しています。
高畠場長からの「シシャモは地域固有の文化でもあり、資源回復に向けた努力を続けたい」との説明を受け、私からも「地域の食文化を守り、活性化につながるこうした重要な取り組みを、道議会としてもしっかりと支援していきたい」とお伝えしました。